医師インタビュー
入職した理由を教えてください
ライフ・ワーク・バランスが整えられる理想的な職場だと思いました
以前は大学病院で勤務医として働いていました。大学病院は知や情報が集約していて刺激的な環境でした。ですが一方で、身体的精神的負担も大きく、子どもが生まれたのを機に、ライフ・ワーク・バランス(※)を整えたいと思うようになりました。
そんな時に小野先生をご紹介いただき、面談する機会を得ました。その時の優しい話し方が印象的で「患者さんにこんなふうに話すと上手にコミュニケーションを図れるのだろうな」と感じました。そして直感的に「この院長のもとで働きたい」と思いました。
トライアル勤務に訪れると、診療のシステム構築やスタッフ教育の水準の高さに驚きました。特に感動したのは、スタッフがインカムを活用して患者さんに対応しながら、お互いをサポートするチームワークの良さでした。コミュニケーションにも相手への思いやりが感じられ「自分もここでチームの一員として患者さんのお役に立ちたい」と心から思いました。
(※)仕事と生活を調和させることを「ワーク・ライフ・バランス」と言いますが、おの耳鼻咽喉科では、「まずは人生を大切にすべきである」とする考え方に基づき「ライフ・ワーク・バランス」という言葉を使っています。
また、勤務日数や時間帯、キャリアアップの方向性なども希望を尊重していただけて「家族との時間も大切にしながら医師としても成長していきたい」と考えていた私にとって、理想的な働き方ができると感じました。
現在、どんな働き方をしていますか
週4日は勤務、週2日は自己研鑽にあてています
現在は常勤で、週4日はクリニックに勤務し、週2日は研究日として自己研鑽にあてています。
勤務日は、主に外来診察や外来手術を担当していますが、どうしても人手が足りないときなどは必要に応じてそれ以外の業務も行います。例えば、平時は看護師やクラークが行うトリアージや診察前の感染症検査、患者さんの案内などです。今後もし開業するなら、クリニック業務の全体を把握できることは、とても貴重な経験だと思います。
研究日は、卒業した大学で論文を書いたり、特定の課題について集中的に勉強するなど自己研鑽にあてています。クリニックの休診日と併せて、平日に2日続けて休みが取れるので、県外の大学に往復して研究をするのに良いペースを保てています。
おの耳鼻咽喉科で働く魅力を教えてください
勤務時間の密度が高く、充実しています
当院では、患者さんの顔をしっかり見ながら話を聞いたり、所見をとったりと、医師にしかできない業務に集中できる仕組みが構築されています。カルテの記入や検査の説明など、べシュライバーさんや看護師さんのサポート体制が非常に優れているのです。そのため、今まで自分が経験してきたペースより大分早いペースで診療ができています。それでも、患者さんに診療時間が短いと感じさせたり、不安なまま帰すことはありません。そういった意味で、勤務時間の密度が高いと感じています。
クリニックは、大病院に比べて患者さんが通院するハードルが低く、気軽に来てくれるため、お一人おひとりの経過や変化を細かく見守りながら向き合うことができます。同じ患者さんと継続的に関わることで、患者さんの体質や持っている常在菌の特徴、薬の効き方の違いなどがわかってくるので、医学的な推測もしやすくなり、診療の精度も向上します。
「病気」だけではなく「患者さん」に向き合っている感覚が持て、毎日がとても充実しています。
院長や非常勤のドクターと情報交換できる環境も魅力です
おの耳鼻咽喉科には、常勤医として院長と私、他に非常勤の医師が3名います。スポット勤務の医師も多数いるので、他の病院での経験や情報を共有したり、相談し合ったりできるのが魅力です。
入職前、大学病院のような環境から離れると、視野が狭くなるのではないかという不安がありました。しかし、ここは院長の方針で多くの医師が勤務しているため、「医局」のように情報交換ができ、クリニックでありながら、大病院の良いところも同時に兼ね備えた環境だと感じています。
また、院長は非常に勉強熱心で、耳鼻科だけでなく様々な診療科の先生方と定期的に勉強会をされており、院長から学ぶことのできる環境は非常に価値あるものだと思います。
さらに、本音で意見を言い合える理想的な環境があり、院長は話をよく聞いた上でフィードバックしてくださるので、一つひとつの助言がとても的確です。医療現場でのヒヤリハットの多くは、些細な意見の食い違いや「報告・連絡・相談(ホウレンソウ)」の不足から起こります。ですから、日頃のコミュニケーションの良さが、診療の質を高いレベルに保つことにつながっていると感じています。
かかりつけ医・総合医的な関わりにやりがいを感じています
大病院とクリニックでは機能や役割、日常的に診療する病気が違います。クリニックには、耳鼻科的愁訴だけではなく、さまざまな症状の方が来院するので、初期症状で診断するのはかえって難しいこともありますが、だからこそやりがいを感じています。
一方で、風邪やインフルエンザなどのcommon diseaseの診療の精度を上げるためには、これまで培ってきた耳鼻咽喉科の専門スキルが活かせます。同時に、元々救急医療や診断学に興味を持っていたこともあり、かかりつけ医・総合医的な関わりができることに、新たなやりがいを感じています。
成長できたと思われる部分はどこですか?
患者さんにとっての最適解を考えるようになりました
医学的な模範解答を押さえた上で、常に目の前の患者さんにとっての最適解を考える大切さを、院長から学ばせていただいています。基本的に医師は、医学書に書いてあることや学会の標準治療、指導医に指示されたことを確実に実践することが正しいと考えがちです。しかし院長は、医学的根拠に基づいた治療を踏まえた上で患者さんの気持ちに寄り添いながら治療することの大切さや、患者さんの視点から見たら別の解決策があることを常に示してくださいます。私も教科書や医師の視点からみた正解だけではなく、患者さんにとっての最適解を考えるようになりました。
今後の目標を教えてください
認定医資格をとり、臨床医としてスキルアップを図りたい
今後は「補聴器相談医」や「めまい相談医」など、クリニックの診療に直接関わる認定医資格をとって、臨床医としてさらなるスキルアップを図りたいです。以前は時間の制約があって諦めざるを得ない状況もありましたが、今は資格の取得に必要な研修を受ける時間も取れるようになりました。集中的に勉強して知識をアップデートすることで、患者さんの不安を軽減したり、より適切な提案ができるようになりたいと思っています。
そして今後も、患者さんの満足度をより高められる関わり方を模索していきたいです。
応募を検討されている人へのメッセージをお願いします
とにかく一度見学に来て、話を聞いてみてください
一般的にはキャリアチェンジといえば開業一択であり、もしかしたらクリニックへのキャリアチェンジを考える医師は少ないかもしれません。しかし、クリニックでは大病院、市中病院で培ってきた専門性を活かせる場面は多く、熱意次第で研究も十分続けられます。同時に、限られた資源を最大限活かす効率的なシステム構築や経営センスを磨ける魅力的な現場でもあります。
私はここへ来て、家族との時間を確保できただけでなく、十分な年収をいただいております。また、医師としてやりたいことに挑戦することもできています。
小野先生は素晴らしいクリニックを作っていらっしゃるので、納得のいく新しい働き方を探している先生は、ぜひ一度見学に来て、話を聞いてみてください。